HAL 腰タイプ

9月25日、サイバーダイン社が足腰が弱った高齢者向けとして、HALの腰タイプを発表したようです。運動の際に、脳から筋肉に送られる信号を読み取り、人がしたい動作をアシストする仕組みのHALですが、一般向けに近い市場に出てきた感があります。当面は介護現場などで売り出されるようです。

この形を見ると、大腿部はベルトで固定して腰椎は生理的な前弯を保ち、主に股関節の屈伸をアシストするのでしょうかね。機会があれば、試着してみたいものです。

そういえば、明日から国際福祉機器展(東京ビッグサイトにて)ですね。検索してみると、「HAL腰タイプ」が展示されるようです。レンタル料は、月額84,240円、初期費用108,000円、だそうです。

https://www.cyberdyne.jp/wp_uploads/2017/09/20170925_FB-02_j.pdf

自立支援サービス「モフトレ」について

リハビリ、介護、介護予防分野においても、遅れながらも自動化が進んできていますが、今回注目したのは三菱総合研究所の「モフトレ」です。これは、ウェアラブル端末を活用した高齢者の自立支援サービスです。腕時計のようなセンサーを装着し、タブレット端末を見ながら体操や動作練習等を行い、各プログラムの結果を確認できるものだそうです。ウェアラブル端末5台と、アプリがインストールされたタブレット端末1台で、初期費用30万円、月額利用料2万円とのことです。

介護サービスにおいても、効果と効率がますます重視される中、興味をそそられるものではあります。詳しくは以下からご確認下さい。

http://www.moff-training.jp/index.html

術前のフレイルは介護施設への退院が20倍に

フレイル、サルコペニア、についての気になる記事です。

フレイルとは、体重減少、活気の低下、活動量の低下などが入り混じった状態で、サルコペニアとは、筋肉量は低下した状態とされており、どちらも高齢者支援において注目されているものです。外科手術後の合併症の増悪や、自宅退院の困難さなどが明らかになってきているようです。現在支援している方の中にも、これらに該当する方がいらっしゃいます。運動はもちろんのこと、栄養面での支援が欠かせません。タンパク質は1.2~1.5g(ミートボール1個程度)、ビタミンDは800IU(紅鮭80g程度)の摂取が推奨されるようです。運動については、有酸素運動、バランス練習、筋力強化練習が推奨されています。高齢になると、口腔機能、嚥下機能が低下することもあり、喉越しが良いものを好まれます。効率的にタンパク質とビタミンDを摂りながら、運動を実施できるようことで、健康寿命の延伸に貢献できることがわかります。

しかし、地域リハビリ分野においては、栄養面の支援がなかなか難しいです。ご本人の口腔・嚥下機能と、食べ物のお好みに合わせた、栄養補給方法が必要です。

週間医学界新聞↓

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03235_05

POSTサイト↓

https://1post.jp/2114

予防できる認知症の要因について

http://www.bbc.com/japanese/40664963

今月ロンドンで開催されている国際アルツハイマー会議にて発表された記事のリンクです。これによりますと、①中等教育の未修了、②喫煙、③うつ、④運動不足、⑤社会的孤立、⑥高血圧、⑦肥満、⑧2型糖尿病、の8つの因子が、予防が可能とされるもので、合計で35%に至るそうです。これらの改善に積極的に取り組むことで、認知症のリスクを3割以上減らすことができるという点には注目です。

当施設利用者の方においても、運動、健康指導、脳トレ、交流などを通して、これらのリスク軽減に貢献できると思います。現在要介護状態にない方であっても、これらのリスクを少しでも減らせるように、支援ができればと考えております。

 

人工股関節全置換術例の自覚的脚長差について

当事業所には現在理学療法士はおらず、PTジャーナルも購読していませんが、気になるニュースがありましたのでご紹介致します。股関節の手術をして、足の長さが異なってしまった場合、それを補う形で厚底の靴を履いたりすることは、長年されてきたことです。今回の論文では、それが体重のかかり具合に有効かどうかを、有効であると考察したもののようです。

当事業所の利用者さんにおいても、複雑な経過の中で足の長さが異なってしまった方がおられます。昔作ったという補高シューズを探してもらい、これを再度履いて歩行してもらうようにしたところ、歩容の改善が確認できました。日常使用するものは、ほんの少し構造が違うだけでも、ご本人にとっては動作がしやすくなったりします。それを数日、数か月と積み重ねるうちに、関節への負担、筋肉の使い方、活動への意欲、などなど、どんどん広がっていきます。また、その逆も然りですね。今使っているものが、本人の活動・参加にどのように影響しているのか、将来的にはどうなのか、しっかりと評価していく必要があります。

以下がその論文ニュースです。

人工股関節全置換術例の自覚的脚長差